南極大紀行


マクマードは南極探検において歴史的な場所でもあります。


(左) : ロバート・ファルコン・スコット
により1902年にマクマードに建てら
れた小屋。小屋の向こうが基地です。
(右) : スコット隊を記念して基地裏
のオブザベーション丘頂上に建てら
れた十字架。
スコット隊が1901〜1904年にかけて
南極探検・科学観測を行なった時の
写真に見るマクマード。
南極点到達で知られる1910〜1913
年のスコット隊探検においてエバン
ス岬に建てられた小屋。
当時の写真にもバーン氷河が見られ
ます。
スコットの小屋はよく保存されて
おり、中を見学させてもらえます。

(左) : 採集されたペンギンの卵
(右) : 台所
バーン氷河の向こうのロイズ岬には
アーネスト・シャクルトンの1907〜
1909年の探検において建てられた
小屋があります。 エバンス岬の
ウインド・ヴェイン丘にはシャクルトン
隊を記念した十字架があります。
マクマード基地内にあるリチャード・エベ
リン・バードの胸像。1926年に北極点へ、
また1929年に南極点へ初飛行したこと
などで知られます。
なお、12カ国の国旗は南極条約(1959年
採択)の原署名国を表しています。
去る11月28日には、1953年にエベレスト
に初登頂したことで知られるエドモンド・
ヒラリー卿(84歳)がマクマード基地を
訪れ、1958年にトラクターで南極点に
到達した際の話などを講演してください
ました。 (写真右端壇上がヒラリー卿)


南極探検の歴史を語る上で欠かせない人物は
アムンゼンや白瀬を初め枚挙に暇がありませんが、
ここでは、基地周辺で触れることのできる主要な足跡
に限定してご紹介させていただきました。
スコット隊の写真資料の著作権はSPRI(ケンブリッジ大学スコット極地研究所)にあります。